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食の単一化は健康だけでなく生態系の破壊

NHKの特集で世界人口80億人のお腹を満たす食についての番組を見ました。現代社会の食はジャンクフード(過剰に糖分や脂質が加えられた食品)に満ち溢れており生命の危機にさらされている現状です。動物は常に満腹感を消化できる構造に遺伝子的にもできていないのにもかかわらず、高カロリーの食べ物を毎日無意識に口にしている現状です。トウモロコシを培養槽に入れて酵素などで分解加工することで甘い果糖ブドウ糖液糖を作っている現状も目にすることが出来ました。その果糖を食品に加えることで高カロリーの食品を簡単に作り輸送できるので安く販売することができます。それは消費者にとっては良いことかもしれませんが、肥満という弊害を世界中にまき散らしているのです。大人だけでなく子供の肥満率も毎年のごとく増えているのが現状です。食べ物によって生命維持の崩壊が始まっていると言っても良いのかもしれません。つい甘い食品に手が出てしまい体の健康維持に必要なミネラルやビタミン、繊維などが忘れ去られてきている現状を見直して行く必要があるのではないでしょうか。番組の中で食事を大切にする人たちが利用するレストランが紹介されていました。そのレストランは10km県内で生産される食材しか使っていない料理ばかりです。私も非常に健康的な食事だと感じました。日本食は健康長寿な食事と言われていますが、手軽で美味しいジャンクフード食品が常用され様になってきています。手間とお金もかかることですが健康維持を考えるうえで身近な食品を上手に調理して食べることが必要だと思います。特に不足がちなものは食物繊維、ビタミン、ミネラルです。日本は世界的に見ても優良な食品が身近で手に入りやすい国土です。その食品を上手に生かしたいです。それが国土を守り生態系を守り維持していくことに繋がるものと考えます。
当社も農業者として皆様の健康と生態系の維持を理念として目指し日々頑張っております。

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