フジワラファームの理念

「覚悟の瞬間(とき)」というドキュメンタリー番組に取り上げられました!

覚悟の瞬間 株式会社GFフジワラ 藤原稔司

皆様の健康と美に貢献する。

まず、フジワラファームとして事業を始めた経緯について紹介します。

私が農学部在学中に触れたイタリア野菜のフェンネルがきっかけで洋野菜に興味を持ち、イタリア野菜を日本で広めてみたい想いから始まりました。

私の家は岡山県倉敷市で江戸時代の中期に干拓になったところに地主として移り住んだのが始まりです。
父の代までお米、イ草などが主体の経営でしたが、園芸学専攻の私が入学当初学内に植えてあったフェンネルと出会って気持ちが一変しました。

このような野菜は見たことが無いし味覚も香水のようで甘い不思議な野菜でした。世界にはこのような特徴のある野菜が多数あることを初めて知りました。卒業後は数年大学に職員として勤めておりましたが、28歳の時洋野菜を栽培したい気持ちにかき立てられ職場を後にしました。

就農当時は経済成長著しい時期でしたがフェンネルを作っても売れず周りから白い目で見られていました。
3年ほどは小松菜など栽培する傍らで日本に適応した品種選抜をしながら生計を立てていました。そのような状況でしたが時々東京神田市場にも出荷しており販売状況は全く売れませんでした。
しかし、街並みの変化を感じ取ることがありました。バブル時代の始まりです。

これからが洋野菜の出番だと感じました。
そのころから紀ノ国屋でも扱って頂く様になり社長さんに帝国ホテルの村上信夫シェフを紹介していただきました。お話を伺っているとイタリア野菜はまだまだ無理だよと言われました。セロリと同様香りのあるものは受け入れられないと一言。正直膨れ上がっていた想いが潰れました。
しかし、その言葉がきっかけで諦めることが出来なかった私は余計に洋野菜に興味を持ち食生活の違いで野菜も異なり、それぞれの特徴に目を向けることが出来ました。

それが当社の理念となっている【皆様の健康と美に貢献する】です。

肉食文化の中で残って来た野菜はお肉との相性も良く特徴となる機能性が現在の食生活にもっと生かされるべきと考えます。
特に抗酸化力に優れ毎日肉を口にする私たちには重要な要素と思います。

私の幼少期より食事の内容も質も向上してきましたが、弊害としてアレルギーや病気が多発している状況が見受けられます。

洋野菜だけで克服できるとは思いませんが、体内で作られる活性酸素を少しでも減らす働きにより貢献できるものと思います。
現在食品の質に関する研究も進んでおり機能性としての特徴だけでなく食物の質、酸化・還元についても取り組んでいます。酸化したものは-電子を離したもので+イオンのだけの産物となります。
還元は-電子を取り込んだもので+,-のバランスが取れた産物です。現在還元米として一人だけ技術を確立され販売されている方がいます。アトピーなど治った事例も沢山お聞きしています。

私も野菜、お米で還元農作物の栽培に挑戦しておりますが、現在はっきりとした結果までにはたどり着いていません。1~2年先にはお届けしたい信念で頑張っています。喜んでいただける野菜栽培にいつまでも皆様と共に挑戦し続けたいです。

ファームの理念をご理解いただき今後とも皆様の健康を支えていく覚悟です。