現在の食糧高騰に一言!農家の提言
昨今のコメの高騰は農家から見れば起こるべくして現実化したものだと思います。一昨年農業基本法なるものが新しく改訂されました。大まかに言えばその内容は効率の悪い農産物は効率の良い地域(国外)から輸入で賄えば安く国民に提供できるというものです。国民の生命を守るという憲法に大きく抵触する内容に思えてなりません。日本国民1億2千万人の食料を国内だけで賄うのは無理に等しいとしても人口に合わせた自給率は確保する必要があると思います。昨年からのコメ高騰も農林予算の縮小が大きく影響しているのではないでしょうか?。私の友人も農林省(局)で働いていましたが現在は予算を削られしかたなく退職し農家に転身している方も多いです。その方たちも地域の状況を把握するのに大きく貢献していました。私も農業者として昨年の作柄(コメの出来具合)を見ているとかなり収量が落ちているのは私の目には一目瞭然でした。思った通りコメの高騰につながってきました。現状を把握する力が農林省に無くなり大臣のでたらめ会見に終始する羽目になりました。食糧不安にあえぐのは国民です。自給自足とまではいかなくても農家と繋がりを持った食料確保が必要になってくるのではないでしょうか。
前に述べた輸入に頼る政策ですが現在の日本の国力からするとあらゆるものが買い負けしている現状が輸入商社からも提言されています。全ての食品、資材などが高くなり値上げラッシュとなっています。高齢化社会を迎えた日本は先進国の中ではGDP22位で最下位に近い位置にいます。政治家の誰からも国力を上げるという政策を口にされた方がいない状態です。これ全て財務省の建議から食料を含めた政策が決められています。私は日本の政治家、各省庁の官僚に任せていては日本で食べていくことが出来なくなるような気がしてなりません。
私の決断ですが食料は供給する側と求める側が今後強いきずなで結ばれていなければ食べ物を得ることが出来なくなると思います。今後は繋がるネットワークが生活するうえで重要な要素になると信じています。自家販売を昨年末から始めています。7年産のお米については年間予約を10件ほどいただいています。まだまだ余裕はあります。今後も増えると思います。消費者の方も値上げばかり気にして購入できない状態が続くより安心できる価格で食料確保が出来れば良いように思います。
販売予約については別のブログで案内しているので見てください。
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