コラム

旬の力

野菜の旬と言ってもスーパーを見回すと年間出回っている商品も多いのでいつの時期が旬なのか分からなくなっているのが実情だと思います。洋野菜となればなおさらだと思います。しかし、全ての、農水産物には旬の時期が存在します。日本の場合縦長の地理的要素と標高の地の利を生かしてあらゆるところから農産物が流通してきますが、居住地域に近い環境の農産物を見直してみられることも必要ではないでしょうか?。

旬の野菜の良い点を少し書き出してみました。

1)まずもって美味しく味が濃い

2)ビタミン、ミネラルなどの含有量が断然多いこと

3)栄養素がたっぷりなのに私たちの体への負担が少ないこと

4)農薬などの使用量が少なくて済むので安全であるなど良いことずくめですが、この時期だけに絞るとあまりにも期間が狭くなるのでもう少し幅を持った期間を旬と考えたら良いと思います。日本の場合四季があるので春、夏、秋、冬と言った分け方で最も上記の要素を含む季節が旬となります。とわ言ってもどの野菜がその季節にあたるのかわからないものもあると思いますので暇なときにブログで案内します。又、商品説明の項目には書いております。

なぜ同地域が良いのかをお話しすると私たちと同じ環境の下で育った野菜は、私たちの体に必要な栄養素をそのまま補給してくれるからです。夏の時期の紫外線ですが、春から夏になれば強くなってきますが野菜も日陰に移動することが出来ませんので強い紫外線を直接浴びることになります。植物も同様に紫外線を浴びると細胞を傷めてしまいますので体内にアスコルビン酸(ビタミンC)などを沢山作って防御しています。女性ならビタミンCの効果はご存知でしょう。お肌ケアに必要なビタミンです。この様に同時期に必要な物を補給してくれるので良いのです。春から出てくる葉野菜、トマトなどはそのような機能を生かして私たちの健康に貢献してくれているのです。次に秋冬野菜について紹介します。寒さが増して来れば野菜も甘みを増して冬に耐える準備をします。中には赤色色素を含んだ野菜などが多くなってきます。これは赤色ポリフェノールで私たちが冬に備えて沢山栄養を取っても抗酸化力によって体へのダメージを少なくしてくれますし血のめぐりを改善してくれます。

しかし、旬の野菜を購入するとき一点だけ気を付けていただきたいことがあります。軟らかさを求めるあまり密の状態で栽培された野菜にはそうした機能が少ないので光を十分に浴びている野菜を見る目が必要です。ほんの一例でお話ししましたが少しでも旬の力を理解していただけたらありがたいです。

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