藤原ファームのこだわり

 

私が農学部の学生となった秋、フェンネルと出会い鮮烈な香りと食感に見せられて以来西洋野菜のとりことなってしまい、30年程イタリア野菜を栽培してきました。品目は年間120品にも及んでいます。
主な栽培地はフェンローガラス温室1000坪と露地4000m2が主体です。
勿論栽培方法も土耕栽培で旬の最も美味しく力のある時期にじっくり育てて野菜
本来の味を引き出す栽培をしています。
私の味わった感動をお客さんにも感じてほしいです。

最も美味しく力のある旬の時期に栽培して野菜本来の味を引き出し、野菜好きにはたまらない野菜を栽培して行きたい。
栽培面で野菜本来の特徴を引き出すために、作物特性を認識したうえで野菜自らの生命力に少しだけ手助けし
じっくり育てることによって美味しさを引き出すことにしています。業務販売を中心としてきたので味にはこだわってきましたが、
見栄え中心のスタイルになることが多く美と健康には結び付かず機能性を生かすことができておりませんでした。
ネット販売においては機能性を生かしたスタイルでの販売を中心にしていきたいです。野菜は肥料で育てるのではなく
土で育てるものだと思っていますから、優良な堆肥つくりには材料選びから時間と手間をかけています。
良質な堆肥を投入し力をつけた大地はミネラルを十分含んでおり健康な野菜は誰が食べても美味しいです。

 

安全な作物はまず土地からとの思いから土壌消毒も薬品(生命反応のない土)で処理するのでは無く、日本ではまだ少ない熱水消毒を採用しています。
写真が熱水消毒機です。処理方法は85度の熱水を200t/1000m2に灌注するので病害虫や雑草を消毒しますが、優良な微生物は生き残りリフレッシュした土地に蘇るのです。夏場の病害虫の多い時期でも土壌病虫害が少なくなっているので最小限で良く普通栽培の1~2割程度の消毒で済ますことが出来大幅な減農薬となっています。
また他の飛来害虫駆除には天敵(有益昆虫)なども使用し限りなく減農薬へ努力しています。こうした取り組みはコストと時間がかかるのが難点ですが、安全安心へ向けて頑張っています。